産経ニュース

【児童書】誰かが隣にいてくれるから手をつなげる その喜び、あたたかさ『てをつなぐ』鈴木まもる作・絵

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【児童書】
誰かが隣にいてくれるから手をつなげる その喜び、あたたかさ『てをつなぐ』鈴木まもる作・絵

『てをつなぐ』鈴木まもる作・絵 『てをつなぐ』鈴木まもる作・絵

 「ぼくは かあさんと てを つないだ かあさんは いもうとと てを つないだ いもうとは…」。「てを つなぐ」は家族を飛び出し、広がっていく。

 しんぶんやさんやおまわりさん、ほんやさんなど、さまざまな仕事の人から、100以上の国・地域の人々(あの歴史的アーティストも登場)、さらにいろいろな生きものたち(鼻や尾の場合もあり)。

 つないだ手は、めぐりめぐって「ぼく」のところに戻ってくるが、隣にはだれもいない。「おーい だれか きてー」と呼び…。

 作者が「色々違いがあっても、皆地球の上で生きているのは同じ」ということを絵本で表現したいと思ったのが約30年前。以来、試行錯誤を繰り返し、今回「『おなじ行動』-てを つなぐ-でつながることで一緒に生きていける」形にたどり着いたという。

 誰かが隣にいてくれるから手をつなげる。その喜びや、あたたかさが、描かれている人、生きものすべての表情から伝わってくる。さあ、あなたも-。(金の星社・1300円+税)(三保谷浩輝)

「ライフ」のランキング