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【いまも飛ぶ大戦機】“幻”の「震電」と「橘花」 米国に現存する日独軍決戦兵器

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【いまも飛ぶ大戦機】
“幻”の「震電」と「橘花」 米国に現存する日独軍決戦兵器

 歴史に「もし」はない。ところが日本人は、戦史上の「もし」が大好きのようで、かつて架空戦記小説が大ブームとなり、昨今ではコミックやCGのバーチャル戦記がもてはやされている。そして未完兵器の奮戦によって戦局が逆転する設定が多い架空戦記の中でも、とりわけ人気が高いのが日本海軍局地戦闘機「震電」だ。現実には試作機が完成しただけで、満足な性能を発揮するには至らなかったが、その先尾翼型の近未来的なフォルムが、架空戦記愛好家の想像力をかき立てるからであろう。

国産開発のジェットエンジン「ネ20」も、機体から取り外してNASMに展示されている(Photo:Atsushi

先尾翼型の「震電」は前部胴体のみの展示だが、近未来的で特異なフォルムが充分に理解できる(Photo:Atsushi "Fred" Fujimori)

 ただ1機だけ完成した「震電」試作機は、敗戦後に米軍が接収して米本土に搬送された。その後、米国立航空宇宙博物館(NASM)の復元施設倉庫でひっそりと分解・保管され、半世紀以上も人目に触れることなく“幻”の戦闘機となっていた。だが昨年より同館ウドバーハージィ・センター(バージニア州シャンティリー)で、未復元状態ながら前部胴体の展示が始まり、その特異なフォルムの一端が、ついにお披露目されたのだ。しかも同時に、ほぼ原型を保って倉庫で眠っていた日本海軍ジェット戦闘攻撃機「橘花」も、一般公開された。加えてNASMは、完璧に復元した潜水艦に搭載する日本海軍特殊攻撃機「晴嵐」も所蔵しているので、まさにウドバーハージィ・センターは“日本軍決戦兵器展示場”の趣がある。

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