産経ニュース

遺伝子診断でC型肝炎→肝がん移行を予測 進む研究

ライフ ライフ

記事詳細

更新


遺伝子診断でC型肝炎→肝がん移行を予測 進む研究

肝がんを診断する超音波検査。発がんしやすい遺伝子を持つ人を重点的に検査すれば、早期発見が可能になる=大阪市立大医学部付属病院 肝がんを診断する超音波検査。発がんしやすい遺伝子を持つ人を重点的に検査すれば、早期発見が可能になる=大阪市立大医学部付属病院

 C型肝炎から肝がんに移行するリスクを患者の遺伝子タイプから診断し、早期治療に結びつけるための研究が進んでいる。リスクを高める可能性のある遺伝子が相次いで見つかったことに加え、遺伝子解析装置が進化するなど技術的な背景もある。遺伝子を手掛かりに発がんのメカニズムが解明されれば、新たな予防法の開発も期待できそうだ。(坂口至徳)

 C型肝炎ウイルスは、血液を介して肝臓の細胞に侵入し、急性肝炎を起こす。眼球などが黄色味を帯びる黄疸(おうだん)が出ることもあるが、無症状で気づかない人もいる。70%の人はウイルスが体内にとどまり、慢性肝炎に。さらに進行すると、肝組織が線維化して硬くなる肝硬変を起こし、肝がんになるリスクが高まる。肝がんの原因の60~70%は、C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎とされている。

 肝がんの診断は、超音波検査や、がん細胞が作り出す特定のタンパク質を調べる腫瘍マーカー検査で行う。肝がんになりやすい遺伝子タイプを持つ患者を重点的に検査すれば、早期に診断し治療できる。このため国内外で、発がんに関係があるとみられる遺伝子の研究が進められ、複数の遺伝子が報告されてきた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 遺伝子診断でC型肝炎→肝がん移行を予測 進む研究
  • 遺伝子診断でC型肝炎→肝がん移行を予測 進む研究

「ライフ」のランキング