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出生前診断「歯止めを」障害者と医者が語り合う

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出生前診断「歯止めを」障害者と医者が語り合う

 先天性の神経難病による障害当事者の団体「神経筋疾患ネットワーク」は21日、東京都新宿区で、出生前診断の是非を議論する公開座談会を開いた。メンバーの中尾悦子さん(50)=神戸市=は「医療の進歩に、倫理観が追いつかないままどんどん進んでいる。歯止めを利かせないといけない」と発言した。

 出生前診断を巡っては、障害の有無が事前に分かり、結果として中絶が行われると「命の選別につながる」としてネットワークは反対の立場だ。

 日本産科婦人科学会の久具宏司倫理委員も参加し「私も倫理の面でバランスが取れていないと感じる」と発言。一方で「既にある検査を無にはできない。障害のない子を産みたいと言う母親の気持ちも分かる」と語り、さらなる議論が必要との意見を述べた。

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