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【びっくりサイエンス】“死の水”にすむ謎の微生物 生きる仕組みは全く不明 日本の研究者が発見

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【びっくりサイエンス】
“死の水”にすむ謎の微生物 生きる仕組みは全く不明 日本の研究者が発見

強アルカリ性の泉(手前)を調査する海洋研究開発機構の鈴木志野氏(左)=平成24年、米カリフォルニア州(同機構提供) 強アルカリ性の泉(手前)を調査する海洋研究開発機構の鈴木志野氏(左)=平成24年、米カリフォルニア州(同機構提供)

呼吸とエネルギー生産の遺伝子がない!

 泉に管を差し込み、ポンプで水をくみ上げて採取。濾過(ろか)に使ったフィルターに微生物が引っかかっていないか調べるため、DNAを抽出してゲノム(全遺伝情報)を分析した。

 その結果は、チームを仰天させるものだった。地下深くから湧き出る泉に16種類の微生物がすんでいた。しかもその全てが、呼吸をつかさどる遺伝子を持っていなかった。さらに、このうち4種類は体内でエネルギーを生産するための遺伝子すら見当たらなかったのだ。

 生物なら何らかの方法でエネルギーを作り出しているはずだが、その仕組みは全く不明。論文にまとめ今年7月に発表すると、大きな反響を呼んだ。

 これらの微生物は泉の水に含まれるかんらん岩に密集した状態で見つかった。このため鈴木氏は「蛇紋岩化反応に頼って生きている可能性が高い」とみる。ただ、仮にそうだとしても、生きるための具体的な仕組みは全く分からない。

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