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【世界文化賞】シリン・ネシャット氏(絵画部門)亡命芸術家「私にとって計り知れない意味」

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【世界文化賞】
シリン・ネシャット氏(絵画部門)亡命芸術家「私にとって計り知れない意味」

個別懇談会で写真撮影に応じる絵画部門のシリン・ネシャット氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(福島範和撮影) 個別懇談会で写真撮影に応じる絵画部門のシリン・ネシャット氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(福島範和撮影)

 第29回(2017年)世界文化賞の絵画部門受賞者、シリン・ネシャット氏(米国/イラン)の合同記者会見での言葉と個別懇談会での主な発言は次の通り。

 【合同記者会見】

 「まず、栄誉ある世界文化賞を受賞したことをいかに光栄に思っているかをお伝えいたします。さまざまな分野の素晴らしい受賞者と同席できたことは私のキャリアのハイライトです。

 この受賞は特に私にとって意味のあることです。というのは私は芸術家として普通とは少し違うキャリアを持っているからです。

 私はイランの片田舎に生まれ、芸術家になりたいという夢を持っておりました。1975年に米カリフォルニア大バークレー校で芸術を勉強する機会を父が与えてくれましたが、数年後にイラン革命が起き、米国とイランの関係は途絶しました。そしてイラン・イラク戦争が起き、イランの国境は閉ざされてしまいました。17、18歳の人間として、祖国や故郷から孤立して芸術家になる夢も閉ざされた思いがし、西洋の文化の一端として芸術を学ぼうという気になりました。

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