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【びっくりサイエンス】もはや“生物”だ DNAでできた極小ロボットが二足歩行で物を運搬した 

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【びっくりサイエンス】
もはや“生物”だ DNAでできた極小ロボットが二足歩行で物を運搬した 

DNAでできた極小ロボットのイメージ=Ella Maru Studio(www.scientific-illustrations.com)提供 DNAでできた極小ロボットのイメージ=Ella Maru Studio(www.scientific-illustrations.com)提供

 これに対し、DNAロボットは「知能」と呼ぶには微妙だが、位置や物体を認識して行動しており、分子機械よりも高度な「分子ロボット」の領域に踏み込んだといえそうだ。研究チームでは、生体内の特定の生理活性物質が結合したときだけ仕事をするなど、より複雑な知能を持たせることが可能だとみている。

体内で消化される

 さらに特徴的なのは、生体中に元々あるDNA成分でできていることだろう。生体内で使う場合、役目を終えると免疫などの働きによって分解される利点が期待できる。チームが行った実験では、作業中でも体内の加水分解酵素によって一部が“消化”された可能性を示すデータもみつかっている。

 シンプルな構造と行動原理を持ち、生体にもなじみやすい新しい極小ロボットは、生物に限りなく近い存在といえそうだ。(科学部 原田成樹)

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