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【日本版GPS衛星】準天頂衛星みちびき4号機、間もなく打ち上げ 北のミサイル発射懸念も 緊張高まる種子島宇宙センター

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【日本版GPS衛星】
準天頂衛星みちびき4号機、間もなく打ち上げ 北のミサイル発射懸念も 緊張高まる種子島宇宙センター

準天頂衛星みちびき4号機を搭載し打ち上げを待つH2Aロケット36号機=平成29年10月10日午前5時57分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター(草下健夫撮影) 準天頂衛星みちびき4号機を搭載し打ち上げを待つH2Aロケット36号機=平成29年10月10日午前5時57分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター(草下健夫撮影)

 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケット36号機は10日、鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げの最終点検作業に入った。打ち上げは午前7時1分37秒の予定だ。

 36号機は9日夜に発射地点へ移動した後、10日未明に燃料注入を完了した。発射時間帯の現地の天気予報は晴れで、打ち上げに支障はないようだ。

 発射地点から約3キロの距離にあるプレスセンターには多数の記者が集まり、緊張が高まっている。米紙ウォールストリート・ジャーナルも取材に訪れ、みちびきに対する国際的な関心がうかがえる。

 H2Aはこれまで29回連続で打ち上げに成功しており、信頼性は世界最高水準に達している。だが8月の前回は打ち上げのわずか約3時間前に、第1段エンジンに関連するバルブの開閉に使うヘリウムガスの漏出が判明。ヘリウムタンクの栓に異物が付着していたためで、打ち上げは1週間延期された。

 打ち上げ業務を行う三菱重工業の平嶋秀俊射場チーム長は「前回の不具合が再発しないことを確実に確認済み。万全を期すということで皆で意識高く、準備作業を進めている」と話す。

 みちびきは電波を利用して地上の位置を測定するための衛星で、米国が開発したGPSの日本版だ。GPSはカーナビゲーションやスマートフォンなどで世界的に利用されているが、位置情報は標準で10メートルの誤差がある。みちびき4基を併用すれば、最小で誤差6センチに抑えられる。

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