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【温故地震】都司嘉宣 明和津軽地震(1766年)古文書で浮かぶ未知の活断層

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【温故地震】
都司嘉宣 明和津軽地震(1766年)古文書で浮かぶ未知の活断層

 昨年4月に発生した熊本地震では、直接的な死者が50人に上った。約8割に当たる41人は、阿蘇山の西側から西南西方向に延びる活断層の布田川断層帯が活動して最大震度7を記録した16日の本震で亡くなり、布田川断層帯の北側3キロ以内に集中していた。

 無人監視カメラに記録されていた映像で、断層近くの木造家屋は本震の衝撃的な揺れからわずか2、3秒で全壊したことが判明している。家の中にいた人は安全な場所に移動する時間もなく、落ちてきた天井の下敷きになったと推定される。断層の北側が多かったのは、断層面が地中で北側に傾斜していて、直下で断層の活動が起きたためだ。

 断層から10キロ以上離れると、家屋は全壊しても死者はなかった。地震を感じてから家屋の全壊まで10秒以上の時間があり、中にいた人はテーブルの下に身を隠すなど、避難行動を取る余裕があったと考えられる。

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