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「遅れている認識ない」 政府・東電、甘い見通し 原発廃炉ロードマップ

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「遅れている認識ない」 政府・東電、甘い見通し 原発廃炉ロードマップ

記者会見する東京電力福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者=26日午後、東京・内幸町の東電本社 記者会見する東京電力福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者=26日午後、東京・内幸町の東電本社

 2年ぶりに改定された中長期ロードマップについて、東京電力で廃炉作業を担う福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は26日、会見で「全体の作業を最適化しており、どんどん遅れているという認識ではない」と強調した。ただ、平成33年内としたデブリの取り出し開始時期や、「30~40年」の目標を維持した廃炉作業期間については「担保を問われると答えられない」と述べるなど、見通しの不透明感が目立った。

 廃炉作業を監視する原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は、22日の着任会見でロードマップのデブリ取り出し時期に言及し、「具体的計画が立つ相手だと考えること自体が、少し甘いのではないか」と厳しい見方を示しており、政府・東電と規制行政側との“温度差”も露呈している。

 ロードマップでは、原子炉建屋内にたまった汚染水の放射性物質減少など計画通りに進んでいる事項にも言及。一方、1号機の使用済み燃料取り出しでは、今年3月に公表した格納容器の蓋がずれていたことへの対応に約1年半が必要とされ、現状の約10カ月の作業遅れなどと合わせて3年先送りとされた。

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