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「減酒」助ける外来開設 アルコール依存症“ブレーキ壊れる”前に

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「減酒」助ける外来開設 アルコール依存症“ブレーキ壊れる”前に

患者(右)の話を聴く辻本士郎院長=大阪府東大阪市 患者(右)の話を聴く辻本士郎院長=大阪府東大阪市

 近年は、軽度な依存症や予備軍の人々には減酒でも効果があるとの考え方が主に欧米で出ており、治療方法の有力な選択肢として注目されつつあることも減酒外来開設の背景にある。治療には公的医療保険が適用されるため、窓口負担は1回当たり数千円程度という。

 目標を確認〈/komi>

 まず、受診者の飲酒の問題を判定するテスト「AUDIT」を行う。さらに依存症かどうかや、重症度をみるテストも行い、減酒で対応可能な段階なのかを確かめる。

 その上で、飲酒量や休肝日の頻度といった目標を患者自身が決め、「飲酒日記」を毎日付ける。1~2カ月ごとに受診して、目標の達成度を確認する流れだ。

 AUDITは10問で40点満点。点数が1桁なら「危険の少ない飲酒」だが、10点台になると危険度が上がり、20点を超えるとアルコール依存症の疑いが強くなるという。

 湯本さんによると、減酒外来を訪れる人は20~30点台が中心だが、10点台の人もいる。「15点以上の人は国内に300万人とも言われています。欧米では減酒がかなり広まりましたが、日本では本当にこれからです」

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