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【健康カフェ】(97)体重増加 病気のリスク高める、減量を

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【健康カフェ】
(97)体重増加 病気のリスク高める、減量を

 健康診断を受けにきた40代男性は、診察では特に異常はありませんでした。ただ、外見からは痩せて見えたのですが、腹囲を測ると90センチあり、メタボリックシンドロームの男性基準を5センチ超えています。このことを伝えると「実はわざと体重を5キロ増やしたんです」とのこと。貧相に見えるのが嫌で、たくさん食べて体重を増やしたそうです。BMI(体格指数)は24と肥満の半歩手前の状態。食べるだけで運動はいっさいしなかったそうで、貫禄は出たかもしれませんが、「健康的」とは言えない状況です。

 肥満は、糖尿病や高血圧と並ぶ生活習慣病で、心臓病や脳卒中のリスクを高めることが分かっています。とくに成人後の20~30年で体重が増えて肥満になった場合、その後の健康に大きな影響を与える可能性があります。

 米国で約12万人の男女を対象に、成人後の体重増加と病気の関係を調べた研究結果が7月に発表されました。20歳時と55歳時の体重を比較したところ、平均して女性は12・6キロ、男性は9・7キロ増えていました。このうち、20キロ以上増えた人は、女性は2割以上、男性は1割以上いました。体重の増え幅が大きい人ほど、糖尿病や高血圧、心臓病、肥満関連のがんの発症率が高く、特に20キロ以上増えた人に顕著でした。また、これらの病気がない健康な人の割合は、体重増加がある人はない人に比べ、女性で22%、男性で12%少なくなっていました。

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