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棟方志功の版画がカラーコピーにすり替えられた?! 観覧者が偽物指摘、3年間“隠蔽” 深まる謎「まるでミステリー」 

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棟方志功の版画がカラーコピーにすり替えられた?! 観覧者が偽物指摘、3年間“隠蔽” 深まる謎「まるでミステリー」 

棟方の版画のカラーコピーが額内の台紙に貼り付けられていた=4月17日、神奈川県庁(川上朝栄撮影) 棟方の版画のカラーコピーが額内の台紙に貼り付けられていた=4月17日、神奈川県庁(川上朝栄撮影)

 神奈川県が所有し、県民ホール(横浜市中区)の指定管理者「神奈川芸術文化財団」が保管していた世界的な版画家、棟方志功作の版画1点がカラーコピーの偽物にすり替えられていた事実が表面化してからすでに5カ月が経過したが、依然としてすり替えられた時期や経緯、理由の特定には至っていない。昭和49年に県側が原画を受領してから43年が経過し、職員らの記憶も曖昧だ。危機管理意識の甘さが浮き彫りになるなか、犯人像に迫れるのか疑問の声も根強い。(王美慧)

 作品は、50年に同ホールが開館するのに合わせ、緞帳(どんちょう)用の原画として、県が棟方に300万円で制作を依頼した「宇宙讃(神奈雅和(かながわ)の柵)」(縦50センチ、横65センチ)。「棟方の晩年の作品として貴重」(県文化課)とされるものだ。

観覧者が偽物指摘

 偽物と分かったのは、平成26年4月10日。「県立近代美術館 鎌倉別館」(鎌倉市)で一般公開した際、専門知識のある観覧者から「コピーではないか」と指摘され、判明した。

 だが、県も財団も偽物と判明してから約3年間も、その事実を伏せていた。

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