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【健康カフェ(94)】妊娠糖尿病 母子に悪影響、食べ過ぎ注意

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【健康カフェ(94)】
妊娠糖尿病 母子に悪影響、食べ過ぎ注意

 産科クリニックから紹介された30代後半の女性は、妊娠糖尿病と診断され血糖値の管理が必要になりました。自分が糖尿病とは思ってもいなかったそうです。ただ、少し思い当たるところも。妊娠してから「2人分だから」とつい食べ過ぎてしまい、産科医から「体重増加が早過ぎる」と注意されていたそうです。

 妊娠糖尿病は、妊娠をきっかけに血糖値が上昇する病気です。妊娠すると母体と胎児をつなぐ胎盤ができますが、胎盤から出るあるホルモンが血糖値を下げる働きをするインスリンの効きを悪くすることで発症すると考えられています。高齢出産や糖尿病の家族歴がある人はリスクが高くなります。

 妊娠中に高血糖が続くと、流産や帝王切開の頻度が高くなったり、生まれた子供が成人したときに肥満や糖尿病になりやすかったりすることが指摘されています。9カ国2万5千人の妊婦を対象にした2008年の研究では、通常では糖尿病といえない程度の血糖値の上昇でも、母子に悪影響があることが報告されました。この研究を機に、妊娠中の血糖管理が厳格に行われるようになっています。

 日本では、妊娠の前期と中期に血糖値の状態を確認します。妊娠糖尿病の妊婦は近年増加しており、妊婦の1割近くと推計されています。これは、妊産婦の平均年齢が以前より高くなっていることが影響していると考えられています。

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