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【書評】江戸の庶民が主人公、あふれる粋を活写 『福袋』朝井まかて著

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【書評】
江戸の庶民が主人公、あふれる粋を活写 『福袋』朝井まかて著

『福袋』朝井まかて著 『福袋』朝井まかて著

 直木賞作家の著者初という時代小説短編集。乾物商の佐平は女房と別れたいが、金がなく、離縁を切り出せない。そんなとき、姉が婚家から離縁され戻ってきた。原因はとんでもない大食らい。そこで、佐平は寺で開催される褒賞30両の大食い会に姉を出させる…(「福袋」)。

 その日暮らしの遊び人、寅次と卯吉の2人が助けた男からお礼にもらった品で商売を始めるが…(「ひってん」)。

 商人、職人、役者ら江戸の庶民を主人公に、あふれる粋と、さまざまな江戸文化、風俗を活写した8編。帯の「読む落語」に偽りなし。(講談社・1600円+税)

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