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【父の教え】「すきやばし次郎」店主・小野禎一さん 仕事に自分を合わせて生きる

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【父の教え】
「すきやばし次郎」店主・小野禎一さん 仕事に自分を合わせて生きる

「やっと追いついたと思っても、見上げると父は100歩も200歩も先に進んでいる」と話す小野禎一さん (原田史郎撮影) 「やっと追いついたと思っても、見上げると父は100歩も200歩も先に進んでいる」と話す小野禎一さん (原田史郎撮影)

 「世の中は甘くない。父がいなくても職人としての生活に困らないように厳しく接してくれた。合う仕事を見つけるのではなく、仕事に合わせて自分を磨く生き方を教えてくれたことに感謝します」

 90歳を過ぎても、背筋を伸ばして毎日すしを握り続ける父。今も先を考えて、さらによくするにはどうすればいいかと知恵を絞る。「職人として父を見ると、やはり、かっこいい。自分も少しでも近づきたい」。匠が登る山に頂上はない。その心を次代に伝えるのが自分の務めと心得ている。(村島有紀)

                   

 ≪メッセージ≫

 世間一般に通用する職人にしていただき、ありがとうございます。

                   

【プロフィル】小野二郎

 おの・じろう 大正14年、静岡県生まれ。7歳で、割烹(かっぽう)旅館へ奉公に出る。昭和26年に東京のすし店「与志乃」へ弟子入り。40年に「すきやばし次郎」を開業して独立。平成18年「現代の名工」、26年黄綬褒章を受章。

                   

【プロフィル】小野禎一

 おの・よしかず 昭和34年、大阪府生まれ。専修大付属高校卒。東京・赤坂の日本料理店で修業後、「すきやばし次郎」に入店し、42歳で代表に就任。同店は美食ガイド「ミシュラン」で10年連続、最高評価の「三つ星」を獲得している。

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