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訪日外国人の熱中症防げ! 東京五輪へシステム開発

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訪日外国人の熱中症防げ! 東京五輪へシステム開発

 酷暑が予想される2020年東京五輪・パラリンピックに合わせ、訪日する外国人観光客の熱中症を防ぐシステムの開発が進んでいる。出身地や年代、気象条件などをコンピューターで分析し、発症リスクや対策を知らせる。

 暑さに慣れない冷帯出身者が気温35度、湿度60%の環境に1時間いた場合、温帯や熱帯出身者に比べ上昇する体温は2~3倍-。名古屋工大の平田晃正教授(医用工学)と日本気象協会などの研究グループが、気候帯による汗腺数の違いなどのデータを基に、気象条件による体温や発汗量の変化をスーパーコンピューターでシミュレーションしたところ、こんな結果が得られた。

 グループは、外国人の出身地や滞在地点の気象状況といったデータから、適切な水分補給の量や間隔などを具体的に助言するシステムを開発中。訪日した外国人の携帯電話に自動的にメッセージが表示されるようにするなどの仕組みを検討している。気象協会が昨年、在留外国人200人に実施したアンケートでは、7割超が「熱中症を経験した」と回答した。

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