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コーヒーかすで蓄電装置 出荷額全国3位の静岡県で量産化めざし研究中 エコで安価

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コーヒーかすで蓄電装置 出荷額全国3位の静岡県で量産化めざし研究中 エコで安価

コーヒー抽出後のかすを利用した蓄電装置を手にする主任研究員の菊池圭祐さん=浜松市(共同) コーヒー抽出後のかすを利用した蓄電装置を手にする主任研究員の菊池圭祐さん=浜松市(共同)

 コーヒーを抽出した後のかすを活性炭に加工して蓄電装置を作る試みが、静岡県工業技術研究所で進んでいる。廃棄物を再利用するため環境への負荷が小さく、安くできるのがメリット。菊池圭祐主任研究員は「性能は従来の活性炭に匹敵する。幅広い用途で普及させたい」と意気込む。

 活性炭は、表面に多数の微細な穴が開いているのが特徴で、電解液に浸すと電気を蓄えることができる。穴が細かく表面積が広いほど蓄える電気は多くなり、蓄電装置は工場の停電時のバックアップ電源などに広く使われている。穴はさまざまな物質を吸着するため脱臭や浄水にも使われるが、活性炭の主な材料となるヤシ殻を得るには熱帯林の破壊を伴うなど問題があり、生産を増やせないのが現状という。

 県は大手飲料メーカーの工場などが複数立地し、コーヒー飲料の出荷額が全国3位。かすが年間4・3万トン発生するとされるが、飼料や肥料には不向きで、ほぼ全量が廃棄されている。

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