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夏が来ない…仙台は28日連続降雨 農作物への影響懸念

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夏が来ない…仙台は28日連続降雨 農作物への影響懸念

仙台の8月の気象 仙台の8月の気象

 低温と日照不足は農作物にも影響を与えかねない。

 東北太平洋側の日照時間は平年の5割を下回っているところが多く、岩手県釜石市は今月に入って10日までの平均気温は21・5度、日照時間は12時間。しかし、7~17日は日照時間ゼロだった。宮城県気仙沼市も今月に入って10日までの日照時間は8・4時間だが、7~15日は1日当たり最長でも0・5時間とほとんど日が差していない。

 宮城県によると、現時点で野菜や果物、コメには大きな影響は出ていないという。コメの生育に影響のある時期は過ぎていることから、コメ不足となった平成5年のような事態にはならないとみられる。9日までの県全体の出穂は92%。しかし、県では「梅雨のような天候なのでカビが生えるいもち病などにかかる可能性があり、水田をこまめに見回ってほしい」と農家に警戒を呼びかける通知を出している。また、17日には異常気象対策連絡会議幹事会を開催した。

 JA全農みやぎによると、県産のキュウリやトマトの相場は少し上がっているが、北海道や青森産の生育が順調なため、大きな影響はない。ただ、雨で畑の状況が悪く、これから栽培する野菜の種まきや苗植えができないため、10月から11月にかけて影響が出てくる可能性があるという。

 担当者は「すぐ食卓に影響が出ることはないが、大根やキャベツ、ネギなどは出荷が遅れる可能性もある」と気をもんでいる。

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