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【びっくりサイエンス・動画】大腸菌が録画装置に変身 DNAに動画を記録、再生に成功!

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【びっくりサイエンス・動画】
大腸菌が録画装置に変身 DNAに動画を記録、再生に成功!

ゲノム編集技術で生きた大腸菌のDNAに記録された後、再生されたアニメーションの1コマ(セス・シップマン氏提供) ゲノム編集技術で生きた大腸菌のDNAに記録された後、再生されたアニメーションの1コマ(セス・シップマン氏提供)

 シップマン氏は、元の動画(左側)と、DNAから復元した動画(右側)を並べて比較できる映像を公開。復元した動画はわずかなノイズが見えるが、馬が走っている様子がはっきりと分かる。生きた細菌から復元したとは思えない驚きの鮮明さだ。これで「再生」にも成功したことになる。

 このノイズは、大腸菌が世代交代してDNAを複製する際、一部でエラーが起きて生じるなどしたものらしい。元の動画と全く同じ内容を再生できたかどうかの精度は約90%だったという。

 DNAを情報の記録媒体に使う発想は以前からあった。だが、多くは試験管などの中で、人工DNAに保存する取り組み。米コロンビア大などの研究チームも今年3月、約50秒の動画を記録することに成功したと発表したが、これも人工DNAの話だ。生きた細菌を利用した例は極めて少ない。

「クリスパー・キャス」の用途を拡大

 ゲノム編集の技術は1996年に開発された。当初は使い勝手が悪く精度も低かったが、2012年に第3世代の技術であるクリスパー・キャスが登場し、使いやすさと精度が飛躍的に向上した。

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