産経ニュース

【びっくりサイエンス・動画】大腸菌が録画装置に変身 DNAに動画を記録、再生に成功!

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【びっくりサイエンス・動画】
大腸菌が録画装置に変身 DNAに動画を記録、再生に成功!

ゲノム編集技術で生きた大腸菌のDNAに記録された後、再生されたアニメーションの1コマ(セス・シップマン氏提供) ゲノム編集技術で生きた大腸菌のDNAに記録された後、再生されたアニメーションの1コマ(セス・シップマン氏提供)

 コンピューターをはじめとした情報機器で使われる動画のデジタルデータは、「どのコマのどこのピクセルはどんな色だ」という情報を、0と1の2種類の値からなる電子的な信号の組み合わせで表し、ひとまとめに保存している。

 そこで、動画に含まれる21色の色情報を、それぞれ塩基の組み合わせ配列に置き換えた。電子信号の「00」はA、「01」はTというような具合だ。そして、動画を構成する5コマの全ピクセルの色情報を記録した人工DNAを作り上げた。

ゲノム編集を駆使、約90%の精度で再生

 この人工DNAを、世界的に注目されている最新のゲノム編集技術「クリスパー・キャス」を使って大腸菌のDNAに組み込んだ。膨大な数の塩基が連なるDNAの中で、特定の塩基配列を繰り返しているクリスパーという部分に、はさみ役の酵素であるキャスで切れ目を入れ、任意の人工DNAを挿入することができる技術だ。これによって、動画のデータは大腸菌のDNAに「録画」されたことになる。

 この大腸菌を培養し、世代交代を繰り返した後にDNAを抽出。塩基配列を解析し、そこからデジタルデータを復元した。

続きを読む

「ライフ」のランキング