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小笠原諸島への航空路 父島飛行場整備案を軸に検討

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小笠原諸島への航空路 父島飛行場整備案を軸に検討

 東京都は27日、都心から約千キロ南の小笠原諸島と本土を結ぶ航空路に関する協議会を開催し、父島に飛行場を整備する案を軸に検討を進めることを確認した。今後、環境への影響、採算性などの調査を進める。

 現在の交通手段は、おおむね週1回の定期船のみ。小笠原村は米国から返還50周年となる来年6月をめどに、都に一定の方向性を示すよう求めている。

 同案では、父島西部の洲崎地区に定員50人程度のプロペラ機が離着陸可能な飛行場を整備する。見込まれる滑走路の長さは1200メートル規模。滑走路の一部が海に突出する上、近くの峠を最大約80メートル低くする必要があるため環境面の影響があるとし、検討課題とした。

 小笠原諸島は平成23年に世界自然遺産に登録されたが、洲崎地区は区域外。協議会に出席した小笠原村の森下一男村長は取材に「航空路は村の悲願。前に進めていきたい」と述べた。

 硫黄島にある防衛省の滑走路を活用する案や、父島に水上空港を設置して水陸両用の飛行艇を使用する案も検討されてきたが、技術面などから実現性は低いと判断された。

 都が空路の需要予測や必要な滑走路の長さの調査などを行ってきたため、協議会開催は22年11月以来、約7年ぶりとなった。

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