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ペギー葉山さんが繋げた1本の糸 門田隆将さん新刊「奇跡の歌」 望郷、鎮魂…「南国土佐」誕生秘話

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ペギー葉山さんが繋げた1本の糸 門田隆将さん新刊「奇跡の歌」 望郷、鎮魂…「南国土佐」誕生秘話

昨年12月のインタビュー時の門田隆将氏(左)とペギー葉山さん=東京都内のホテル 昨年12月のインタビュー時の門田隆将氏(左)とペギー葉山さん=東京都内のホテル

 門田さんがペギーさんにインタビューを行ったのは昨年12月だった。「元気そのもので、新しいことをどんどんやりたい、と話されていた。まさか4カ月後に亡くなるとは…」。実際、ペギーさんは4月12日に死去する直前まで忙しく歌手活動を続けており、その後のスケジュールも決まっていたという。

 結果的に「遺言」になってしまったインタビューで門田さんが印象に残っているのは、『南国土佐-』の歌へのペギーさんの強い思いだ。「レコーディング当時、ペギーさんがこの歌の“出自”をよく知らなかった。後になって知れば知るほど思いが強くなっていくのは、ペギーさん自身の悲しい戦争体験と重なるからでしょう。『いまこそ戦争のことを伝えていかないといけないのよ』と力を込めておられましたね」

 ペギーさんが亡くなったとき、いくつものヒット曲の中から、柩(ひつぎ)の胸に抱かれていたのは『南国土佐-』の譜面だったという。

                   

【プロフィル】ペギー葉山

 ぺぎー・はやま 歌手、本名・森繁子。昭和8年、東京生まれ。高校在学中から歌い始め、27年「ドミノ/火の接吻」でデビュー。主なヒット曲に「学生時代」「ドレミの歌」など。平成29年4月12日、肺炎のため死去。

                   

【プロフィル】門田隆将

 かどた・りゅうしょう 作家・ジャーナリスト。昭和33年、高知県出身。中央大法卒。政治、事件、スポーツなど幅広いジャンルで活躍。近著は日台同時出版の『汝、ふたつの故国に殉ず』。

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