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ペギー葉山さんが繋げた1本の糸 門田隆将さん新刊「奇跡の歌」 望郷、鎮魂…「南国土佐」誕生秘話

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ペギー葉山さんが繋げた1本の糸 門田隆将さん新刊「奇跡の歌」 望郷、鎮魂…「南国土佐」誕生秘話

昨年12月のインタビュー時の門田隆将氏(左)とペギー葉山さん=東京都内のホテル 昨年12月のインタビュー時の門田隆将氏(左)とペギー葉山さん=東京都内のホテル

 今年4月、83歳で亡くなった歌手、ペギー葉山さんの大ヒット曲『南国土佐を後にして』(昭和34年)のルーツは高知出身の兵士らが戦地で歌った「南国節(なんごくぶし)」にあった。その誕生秘話を追った作家・ジャーナリストの門田隆将さん(59)の新刊『奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山』(小学館)。何人ものキーパーソンによって命を吹き込まれ、多くの人の感動を呼ぶ奇跡の道のりがペギーさんや関係者の証言によって明かされる。(喜多由浩)

                   

 『南国土佐-』のルーツは昭和14年に編成された歩兵第二百三十六連隊の兵士が中国戦線で歌った愛唱歌にある。高知県出身者が多いその連隊の通称は「鯨(くじら)」部隊。中支、南支を2千数キロにわたって行軍し、長沙作戦や桂林作戦などの激戦を戦い抜く。明日をも知れない、苦しくも厳しい日々の中で、望郷の歌、戦死した仲間への鎮魂の歌として、口伝えで歌い継がれてきたのが「南国節」などの題名で呼ばれた歌だった。

 門田さんは、「元の作者は今も分からない。でもみんな、苦難の行軍もこの歌を歌いながら耐え抜いた。『南国土佐…』で始まる歌詞もメロディーも土佐の人間の胸を打ちますね」

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