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ネットオークションで健康食品に効能効果表示は薬機法違反、出品者は認識を

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ネットオークションで健康食品に効能効果表示は薬機法違反、出品者は認識を

 一方で、同様に平成26年に実施した「医薬品」の違法出品に関する調査では、違反申告をした106件中、ヤフオク削除が27件、出品者取り下げが18件と半数近くが取り下げられた。

 こうした状況にヤフオクを運営する「ヤフー!」の広報担当者は、「具体的な出品物などに関しては答えられない」とした上で、「医薬品の出品は禁止されているので、日々のパトロールで見つければ削除している。無許可薬は、出品を発見した場合には適切に対応している」とコメントしている。

 大谷教授は「医薬品に比べ、効能効果をうたった健康食品の販売が違法であるという認識が、管理者・出品者ともに薄いためではないか」と推測する。

 調査ではまた、削除されなかった違反商品のうち、25件が落札されていた。大谷教授は、「商品自体による健康被害はなくても、正しい医療を受ける機会を失い、疾病を悪化させるなど間接的な健康被害の可能性がある」と指摘。「サイトの管理者は監視強化を徹底するのはもちろん、個人の出品者や落札者も違法性を認識してほしい」と訴えている。

                   

 ■ネットの法違反は年400商品

 消費者庁は今年3月まで1年間、インターネットのショッピングモールで販売される健康食品などの表示について、健康増進法(虚偽・誇大表示)に違反した商品がないか監視を実施。その結果、336事業者による389商品が該当していた。がんや動脈硬化の予防などをうたった加工食品(32商品)▽インフルエンザや花粉症に効果ありなどとする飲料(27商品)-など。同庁は4月、運営事業者に対して表示の改善・適正化を要請している。

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