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【話の肖像画】フィギュアスケート・コーチ 浜田美栄(1) 宮原、本田…同じ型にはめない

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【話の肖像画】
フィギュアスケート・コーチ 浜田美栄(1) 宮原、本田…同じ型にはめない

浜田美栄さん(門井聡撮影) 浜田美栄さん(門井聡撮影)

 〈「氷上の華」と呼ばれるフィギュアスケートは、来年の平昌五輪を控え、高い人気を誇る。その中でも活躍めざましいのが、2015(平成27)年の世界選手権銀メダルの宮原知子(関大)や16年世界ジュニア女王の本田真凜(大阪・関大高)ら、浜田美栄コーチの門下生たちだ。昨年12月には、宮原が全日本選手権で3連覇を果たした〉

 全日本の会場はお客さんで満員。リンクサイドでも熱気を肌で感じました。本人には重圧もあったでしょう。でも、あえて「狙って勝っておいで」とリンクへ送り出しました。次の全日本は平昌五輪の代表選考を兼ねます。これからも勝ち続けるべく成長するには、狙って勝つ心の強さが必要で、あの子にはそれがあると信じていました。

 〈出会ったころの宮原は、決して才能に恵まれたスケーターではなかった〉

 幼少時に米国でスケートを習っていた彼女が、帰国して初めて教室に来たとき、まだ小学校の低学年でした。最初はクルクルと回るときの体の軸がすごく太くて、ぶれていました。体を振り回すような動きで、「これは何とかしないと」と思いました。

 この悪い癖を直すのは大変なので「いったんリセットしてしまおう」と、時計回りの回転で滑っていたのを、反時計回りでの練習に取り組ませました。彼女のすごいところは、できるまで根気強く、時間をかけて頑張れることなんです。

 彼女より運動能力やセンスがある選手はたくさんいます。私自身も「なんで、こんなことができないんだろう」って何度もあきらめかけた選手でした。

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