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【老舗あり】池田屋本舗 住之江味噌 名物みその伝統つなぐ 2代先まで跡継ぎ

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【老舗あり】
池田屋本舗 住之江味噌 名物みその伝統つなぐ 2代先まで跡継ぎ

「住乃江味噌」の醸造工程を説明する19代当主の池田幹隆さん 「住乃江味噌」の醸造工程を説明する19代当主の池田幹隆さん

 「すみよっさん」と親しみを込めて呼ばれ、初詣客が毎年200万人以上訪れる住吉大社(大阪市住吉区)の東側、旧熊野街道沿いの池田屋本舗は代々、住吉村の庄屋を務め、元禄年間(1700年前後)に酒造業を、その後にみそ醸造を始めたと伝えられる。今は米と大豆、塩だけでつくる昔ながらのみそ、そしてみそに砂糖とゴマを混ぜた名物「住乃江味噌(すみのえみそ)」で多くの人を引きつけている。

 「住乃江味噌って、どんな味ですか」

 住吉大社に初めてお参りしたという関東出身の女性が池田屋本舗に立ち寄り、陳列棚を眺めながらそう問いかけた。同本舗代表で19代当主の池田幹隆さん(89)は「ご飯や焼きなすびにぴったりですよ」と言って、割りばしにみそを付けてさっと手渡す。とても89歳とは思えない身のこなしは、今も現役の証しだ。

 幹隆さんが池田屋本舗で本格的に仕事を始めたのは、戦後まもなく。住乃江味噌は戦中、ぜいたく品として製造を禁じられていたが、戦後数年すると「まだ造ってないの」と製造を促された。以来、住乃江味噌を造り続けている。

 火止め見極め

 「住乃江味噌」に使うのは、赤みそと白みその中間、合(あい)みその原料となる中白(ちゅうじろ)の粒がメインだ。火にかけた鍋に中白の粒と赤みそ、砂糖を入れて機械で混ぜる。

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