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【世界遺産】九州大名誉教授・「海の道むなかた館」館長、西谷正さん(78) 「宗像・沖ノ島」推薦書を作成 「全体で一つの完成された文化」

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【世界遺産】
九州大名誉教授・「海の道むなかた館」館長、西谷正さん(78) 「宗像・沖ノ島」推薦書を作成 「全体で一つの完成された文化」

西谷正・九州大名誉教授、海の道むなかた館館長=福岡県宗像市の同館 西谷正・九州大名誉教授、海の道むなかた館館長=福岡県宗像市の同館

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への一括登録が決まった「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)に、専門家として推薦書作成に携わった。

 ユネスコ諮問機関、イコモスの勧告を覆す8つの史跡全ての登録を確信していただけに、期待通りのうれしい結果となった。「関連遺産群全体で一つの完成された文化。間違いなく登録されると思っていました」

 推薦書では、島を信仰対象とする伝統を強調していたが、イコモスは5月の勧告で現在の宗像大社に古代の信仰が継承されているとは確認できないとした。だが、除外を求められた本土の宗像大社辺津宮や、中津宮のある大島でも、沖ノ島で約500年続いた祭祀(さいし)の最終段階と同様の遺跡が見つかった。継承性を示す文献資料などもあるという。

 「神社建築は建て替えが行われるので、直接の証拠は残らない。われわれには当たり前のことだが、十分説明しておらず、イコモスの認識不足を招いたのは反省点」と振り返る。

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