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高齢者に多い「誤嚥性肺炎」 気付かず発症も、歯磨きで予防

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高齢者に多い「誤嚥性肺炎」 気付かず発症も、歯磨きで予防

 ◆兆候見逃すな

 気を付けたいのは、食欲がない▽ぼーっとしている▽元気がない▽失禁する-などの症状。これらは一見肺炎と関係がないように見えるが、調べると誤嚥性肺炎だったということがよくあるという。高齢者やがんなどで終末期の患者にこうした症状があるときは、家族や介護者は誤嚥性肺炎を疑い、主治医に早めに相談することが勧められる。

 予防のために大事なのが「口腔ケア」だ。「口の中に普通にいる菌が誤嚥性肺炎の原因になる」と山本部長。食べかすが口の中に残っていたり、義歯の手入れがきちんとされていなかったりすると、口の中で細菌が増殖、誤嚥で肺炎を起こしやすくなる。国内の高齢者施設の入居者を対象に、口腔ケアの有無と肺炎の発症率を2年間追跡したところ、ケアによって発症率が約半分に減らせたとの報告もある。

 歯磨きは、歯だけでなく、頬粘膜や舌、口蓋(こうがい)も合わせてブラッシングする。義歯は毎食後はずして義歯と残存歯を別々に磨き、夜間は義歯洗浄剤につけておく。歯磨きができないときは、食後に水や洗浄液でぶくぶくうがいをするだけでもいい。

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