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被爆者16万4千人超で最少 平均年齢は81・41歳に

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被爆者16万4千人超で最少 平均年齢は81・41歳に

 被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者は平成28年度末で16万4621人となり、旧原爆医療法の施行で手帳交付が始まった昭和32年度以降の最少を更新したことが3日、厚生労働省のまとめで分かった。平成28年度に亡くなった被爆者は9581人。新たに手帳を交付された人もいるため、27年度末からの減少数は9459人(過去最多)になった。平均年齢は27年度末に比べ0・55歳高い81・41歳で最高を更新した。

 被爆者の高齢化が進み、医療や介護のニーズは一層高まっている。被爆者団体は、医療特別手当の支給要件を定めている原爆症認定制度の抜本的見直しとともに、医療費や介護サービスの支援拡充も求めており、国の対応が注目される。戦後72年を迎え、悲惨な体験をどう継承していくかも引き続き課題となる。

 厚労省によると、都道府県別の被爆者数は、広島が7万4626人で最も多く、長崎4万2970人、福岡6395人と続いた。

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