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「静岡御用邸」知って 市民、案内説明板を7月設置  昭和20年の大空襲で焼失

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「静岡御用邸」知って 市民、案内説明板を7月設置  昭和20年の大空襲で焼失

静岡御用邸跡の案内説明板を寄贈した滝義弘さん 静岡御用邸跡の案内説明板を寄贈した滝義弘さん

 歴史を次世代に伝承-。明治後期から昭和初期まで現在の静岡市役所敷地にあった皇室の宿泊所「静岡御用邸」のことを知ってほしいと、静岡市葵区自治会連合会(滝義弘会長)が案内説明板を製作し、市に寄贈した。滝会長は「御用邸があったことを若い人はほとんど知らない。看板設置をきっかけに静岡の歴史に触れてほしい」と期待している。

 静岡御用邸跡を紹介する案内板は「当地には明治三十三年から昭和五年まで、皇室の御宿泊所である静岡御用邸が置かれていました。明治天皇は西上の帰途などに度々、静岡御用邸に御宿泊され、御二階から富士山を眺めたと伝えられています」「昭和天皇は昭和五年の行幸の際に御一泊され、浅間神社など市内各所を巡幸されました」と記している。

 御用邸は和風木造2階建ての重厚な建物とされ、市に払い下げられた後、永久保存対象だったが、昭和20年6月の静岡大空襲で焼失した。現在、往時の面影はなく、市庁舎新館のバス停前の目立たない場所に御用邸跡の石碑と明治天皇の歌碑がある。唯一、静岡駅から当地に至る道路の名称が「御幸通り」として残っているだけだ。

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