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ライチョウ受精卵、どうぶつ王国へ 環境省繁殖・育成を評価 栃木

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ライチョウ受精卵、どうぶつ王国へ 環境省繁殖・育成を評価 栃木

国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ(環境省提供) 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ(環境省提供)

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の保護増殖事業の一環で、環境省は27日、新たに受精卵を那須どうぶつ王国(那須町)に移すと発表した。人工繁殖が行われている上野動物園(東京都台東区)で受精卵の収容可能数を超えることが見込まれるため、移動を決定。那須どうぶつ王国は、比較的近い種のスバールバルライチョウを飼育している実績などから選ばれた。(楠城泰介)

 ニホンライチョウは絶滅の恐れがあることから、平成24年度に策定された「ライチョウ保護増殖事業計画」に基づき、環境省と日本動物園水族館協会が連携して飼育・繁殖を開始。27、28年に北アルプスの乗鞍岳(長野、岐阜両県)で野生の卵22個を採取し、富山市ファミリーパーク、上野動物園、大町山岳博物館(長野県大町市)の3施設で孵化(ふか)させ、人工繁殖に取り組んでいた。

 環境省によると、人工繁殖では、ニホンライチョウの産卵数が想定を大幅に上回り、22日には、いしかわ動物園(石川県能美市)に受精卵が移動。那須どうぶつ王国は国内5カ所目となる。同園は27年度に新設した生物多様性保全普及啓発施設「保全の森」でスバールバルライチョウの飼育を開始し、27、28年、繁殖と育成に成功したことなどが評価された。

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