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【父の教え】元内閣危機管理監・伊藤哲朗さん 厳しいときほど活躍の場

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【父の教え】
元内閣危機管理監・伊藤哲朗さん 厳しいときほど活躍の場

「父はいつも平然と構えていた」と話す伊藤哲朗さん=東京都千代田区(福島範和撮影) 「父はいつも平然と構えていた」と話す伊藤哲朗さん=東京都千代田区(福島範和撮影)

 九州は日の入りの時刻が遅いから、夕方、親子で散歩した土手はいつも明るかったという。6人きょうだいの末っ子だった元内閣危機管理監、伊藤哲朗さん(68)は小学生のころ、父、朝生さんと夕飯前に1~2時間、散歩するのが日課だった。

 「田園の雄大な景色を眺めながら、問わず語りにいろいろ教えてくれた」

 福岡県内を流れる穂波(ほなみ)川を上流へ。商業の中心、飯塚盆地から市郊外の穂波村(現・飯塚市)まで足を延ばすこともあった。当時、炭鉱の多かった村の人口は日本最大の約4万人。最後の輝きを放った時代だった。

 戦中から戦後へ、教育制度が大転換した時代に、父は宮崎県の教育長だった。夏目漱石らが教え、2人の総理、池田勇人と佐藤栄作の母校で知られる旧制第五高校(現・熊本大学)に池田と同時期に在学し、東京帝国大学(東京大学)へ進学。「質実剛健、剛毅木訥(ごうきぼくとつ)」の五高の校風は、父の生き方そのものだった。

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