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【健康カフェ(86)】禁煙のすすめ 豪では箱のデザイン統一も

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【健康カフェ(86)】
禁煙のすすめ 豪では箱のデザイン統一も

 糖尿病治療で初めて受診した60代男性の問診票を見ると「喫煙」の欄に丸がついていました。治療の相談の最後に「たばこはやめましょう」と伝えたところ、「今までの医者はやめろと言わなかったよ」と言います。実際は分かりませんが、少なくとも吸ってはいけない理由を説明されたことはなかったようです。

 喫煙というと肺がんを思い浮かべる人が多いですが、消化管や泌尿器などさまざまな部位のがんを増やします。また、動脈硬化を進め脳梗塞や狭心症を増やすほか、肺炎やぜんそく、肺気腫など呼吸器の病気も引き起こします。こうした説明をすると、男性は「そんなに悪いものとは知らなかった」とその日から禁煙し、今も続いています。

 ただ、この男性のようにすぐに禁煙できる人はそう多くはありません。こうしたこともあり、海外では、喫煙は個人の問題ではなく、行政が介入すべき問題と考える国が増えています。

 オーストラリアでは2012年末、たばこの箱のデザインを政府が決めたものに統一しました。箱には、肺がんでげっそりやせた男性や壊死(えし)した足など衝撃的な写真が印刷され、たばこを購入した人に「本当に吸うんですか?」と問いかけているようです。

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