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【書評】『決定版 日本の剣豪』中嶋繁雄著

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【書評】
『決定版 日本の剣豪』中嶋繁雄著

 「剣道」の開祖ともされる飯篠長威斎(いいざさ・ちょういさい)は、室町時代に刀槍(とうそう)の術をおさめ、世に広めた。将軍・足利義輝も弟子入りした塚原卜伝は、諸国を巡る際、従者が多く大名行列のようだったという。

 さらに泰平の江戸時代、激動の幕末にかけての柳生十兵衛、宮本武蔵、荒木又右衛門、千葉周作、山岡鉄舟、土方歳三ら新選組の面々…。それぞれの時代に名を残した剣豪29人を取り上げ、その「凄(すさ)まじき太刀筋と人生」に迫るエピソードを紹介している。

 著者は元「歴史読本」編集長。時代劇を理解するための「基礎教養」として楽しみたい。(文春新書・850円+税)

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