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中国、5月の鳥インフル感染者72人、うち37人が死亡 1~5月の死者は計248人に
中国国家衛生計画出産委員会は12日、5月に中国本土で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が計72人確認され、37人が死亡したと明らかにした。1~5月の死者は計248人で、昨年1年間の死者63人の4倍近くとなった。
通常は気温の上昇とともに感染の勢いが収まることが多いが、5月の感染者数は4月から9人しか減少しておらず、生きた鳥との接触を避けるなど引き続き警戒が必要そうだ。
1~5月の感染者は計601人に上った。H7N9型を巡っては、感染者増に伴ってウイルスが「人から人」に感染しやすい性質を持つ新型インフルエンザに変異する恐れが高まっているとの指摘が出ている。(共同)