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【ゆうゆうLife】医療的ケア必要な子の短期入所「もみじの家」 子供には学びと遊び、親には休息

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医療的ケア必要な子の短期入所「もみじの家」 子供には学びと遊び、親には休息

利用する子供たちが顔合わせを兼ねて一緒に遊ぶ「もみじの会」。楽器を持って音楽を楽しんだ =東京都世田谷区のもみじの家 利用する子供たちが顔合わせを兼ねて一緒に遊ぶ「もみじの会」。楽器を持って音楽を楽しんだ =東京都世田谷区のもみじの家

 同区に住む主婦、湯浅泰恵さん(45)はこの日、娘の梨恵さん(16)をもみじの家に預けた。梨恵さんは誕生時のトラブルで脳性まひがあり、四肢が動かない。自宅では泰恵さんが、チューブで栄養を注入する「経管栄養」やたんの吸引などで夜中もつきっきりになる。

 熟睡できるのは「もみじの家」に預けたときくらい。今回は5回目の利用で5日間。最初に預けたときのことを泰恵さんはこう振り返る。「それまで入院以外で離れることがほとんどなかった。ゆっくり寝られると、ああ、こんなにすっきり朝が来るんだ、と思いました」

 子離れ、自立支援も

 親は疲弊していても、ケアの必要な子供をなかなか人に任せられない。泰恵さんも当初は思い切れずに、預けた後、何度も電話をした。預けられる梨恵さんにも拒否反応があった。

 だが、この日の梨恵さんは入浴後、髪にドライヤーをあててもらい、スタッフに甘えた笑顔を見せた。親子とも離れることにだいぶ慣れた。泰恵さんは「子離れも大事だと思う。親も子供とともに年を取り、体力が落ちていく。私が倒れたら代わりはいない。今はそう思って預けています」と話す。

 看護師長の滝本悦子さんも「障害を持っていても、心の自立はあっていいはず。年齢や発達に応じた自立を考えていきたい」と語った。

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