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「宝の山」身近な古典へ 国文学研究資料館長にロバート・キャンベルさん 資料画像DB化、画家ら招き創作支援も

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「宝の山」身近な古典へ 国文学研究資料館長にロバート・キャンベルさん 資料画像DB化、画家ら招き創作支援も

「クールジャパンが盛んに提唱されていますが、昔の日本人が残した言葉や文化もクールだと気づいてほしい」と語るロバート・キャンベルさん 「クールジャパンが盛んに提唱されていますが、昔の日本人が残した言葉や文化もクールだと気づいてほしい」と語るロバート・キャンベルさん

 経歴や研究が評価され、今年4月、同館の第7代館長に就任した。同館には50万点以上の所蔵資料があるが、大多数が古文や漢文。崩し字で書かれており、現代の日本人が読める活字になっていない。日本全国から収集したこれらの資料を精査し、広く公開することで研究を促すのが同館の役割となる。「江戸期以前に生きた人は、何に喜び、悲しんだのか。文字文化の断絶により、これらを知ることは意外と難しいのです。日本文学は、文字と絵が密接に絡んで成り立つ芸術品。これらを読み解くことは、日本の真の歴史を知ることと密接に関わっています」

 資料のデータベース化にも力を入れる。同館や各地の大学が所有する約30万点の資料画像をデータベースに構築。検索しやすくすることで新たな発見を促し、さまざまな研究分野を連携させるのが狙いだ。今後は、優れた画家や小説家らを同館に招き、一定期間滞在してもらうことで作品作りに生かしてもらう取り組みも検討する。「古典と身近に接することで、他分野で活躍する若者らの創作活動に生かしてほしいし、日本文学の要素を取り入れてくれれば」と語る。

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