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【ニュースの深層】被害者は語る「生きた心地しなかった」 「ひきこもり解決」自立支援施設が拉致・軟禁 “法の抜け穴”実態把握なし

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【ニュースの深層】
被害者は語る「生きた心地しなかった」 「ひきこもり解決」自立支援施設が拉致・軟禁 “法の抜け穴”実態把握なし

自立支援施設に軟禁されたと訴える女性=5月下旬、東京都内(天野健作撮影) 自立支援施設に軟禁されたと訴える女性=5月下旬、東京都内(天野健作撮影)

 女性の父親は「悪徳業者のわなに引っかかった。(女性の)母親は一人で契約を結んでしまった。娘に取り返しの付かない深い心の傷を負わせてしまって悔やまれてならない」と話す。

アパートで軟禁生活

 アパートでの生活は自立支援とはほど遠かった。

 自立を目的としたカリキュラムはなく、女性職員がいたものの、相談にのったり、指導したりすることはなかった。

 部屋には布団やテレビ、テーブルしかない。食事は職員と外食したり、買い物で調達したりで、1日1食か2食だった。外出は図書館、スーパー、散歩しか認められなかった。携帯電話、財布、身分証を取り上げられ、「あなたが逃げたら友人が逮捕される」と脅されたという。

 拒否しても写真や動画を撮影され、ピースサインを強要された。後で分かったことだが、両親に送り、信用させるためだった。

 一度だけ逃げたことがある。連れ戻され、正座で7時間説教され、「箸で刺すなどの暴力を振るわれた」。最終的に監視役の職員の目を盗み、友人の力で逃げ出すことができた。

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