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【夢を追う】ピアニスト・穴見めぐみさん(2)人が感動する曲を書きたい

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【夢を追う】
ピアニスト・穴見めぐみさん(2)人が感動する曲を書きたい

小学生の穴見めぐみさん。5歳でピアノを習い、7歳で作曲を始めた 小学生の穴見めぐみさん。5歳でピアノを習い、7歳で作曲を始めた

 《昭和55年、山口県下関市に生まれた。幼い頃から音楽に親しんだ》

 1歳10カ月で、町内のカラオケ大会に出て、ドラえもんの主題歌を披露しました。私自身、かすかに聴衆の前で歌った覚えがあります。当時の様子を何度も聞いたので、記憶が上書きされたのかもしれませんが…。これが音楽との最初の関わりでした。

 自宅にはオルガンがあり、弾いていました。コマーシャルやアニメソングなど、耳から聴いた音楽を再現していたそうです。

 5歳でピアノを習いたいと言いだし、ヤマハの音楽教室に通い始めました。演奏だけでなく、作曲を教えてもらえるコースもあり、もちろん簡単なものですが、7歳で初めて曲作りを手がけました。

 「ゆかいな町」。確かこんなタイトルでした。好きなメロディーが曲になるように、懸命に考えた記憶があります。教室の発表会で披露し、人前で自分の曲を披露する快感に目覚めたのかもしれません。「人が感動するような曲を書きたい」と夢見るようになりました。

 《地元の公立中学に進む。音楽熱は、ますます高まった》

 音楽の授業や合唱コンクールなどで、ピアノを任されることが増えました。本当に楽しかった。

 作曲にものめり込みました。編成もどんどん大きくなり、ピアノやバイオリン、チェロなど、楽器ごとの譜面も書いていました。合唱曲も作りました。

 コンクールなどで、大きなホールに立つ機会も増えました。人前で演奏する喜び、作曲したものが「音になる喜び」に取りつかれてしまいました。自作の曲が大ホールで披露されると「われながらいい音を書いたな」と満足感に浸りましたね。ピアノを弾くより、作曲に面白みを感じるようになり、大学で本格的に学びたいと思うようになりました。

 音楽教室の先生に「作曲をしたいなら、東京芸術大学を目指してみたら」と勧められました。志望大学はこの一言で決まりました。

 《東京芸大は、日本で唯一の国立総合芸術大学であり、芸術分野の最高学府だ。だからこそ、「芸大」と言えば東京芸大を指す》

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