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温暖化で梅雨降水量、九州西部と北陸で増 通年豪雨は北日本の日本海側で増 気象研が予測

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温暖化で梅雨降水量、九州西部と北陸で増 通年豪雨は北日本の日本海側で増 気象研が予測

 地球温暖化が進むと将来的に梅雨後半の7月の降水量が九州西部と北陸などで増加すると予測されることが24日、気象庁気象研究所の研究で分かった。別の研究では年間を通して極端な大雨が北日本の日本海側で増えると予測。これらの研究で降水量の将来変化に地域で偏りがあることが示された。同研究所は25日から東京都内で開かれる気象学会で発表する。

 同研究所は20世紀後半の60年間と21世紀後半の60年間で、列島周辺で7月降水量がどう変化するか分析。長崎県から鹿児島県にかけての九州西部と、富山県から新潟県にかけての北陸などで100ミリ以上の顕著な増加傾向がみられた。

 従来の研究では列島周辺全体で大きな変化はみられなかったが、平成27年に開発された大容量データベースで詳細に解析できた。増加する地域は現在も降水量が多い地域で、同研究所の栗原和夫客員研究員(65)は「気温上昇で水蒸気量が増え、地形的に雨が降りやすい場所で雨量が増えるのでは」と分析する。

 一方、同研究所の別の研究グループは通年に降る1時間数十ミリの極端な降水量の将来変化を予測。全国を7地域に分割し、20世紀末の20年間と21世紀後半の20年間との変化を調べたところ、北海道から北陸にかけての日本海側で5~20%増加した。村田昭彦主任研究官(50)は「大雨の少ない地域なので変化が大きい。地域によって温暖化の影響が大きく出ることが分かる」と話した。

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