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【健康カフェ(81)】めまいや疲れやすさ 心臓の不具合も…脈拍を測ろう

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【健康カフェ(81)】
めまいや疲れやすさ 心臓の不具合も…脈拍を測ろう

 高血圧で通院している70代女性がある日、診察後に「最近少し疲れやすくなったの。年のせいかしら」と話されました。見た目には変わった印象は受けなかったのですが、念のため心臓の音を聴診したところ、脈拍が尋常でないぐらいに遅くなっていました。心電図を見ると心臓の拍動が毎分30台で、「完全房室ブロック」と診断されました。

 一般の大人の場合、心臓の拍動数は毎分55~75回の人が多いとされています。心臓の拍動する回数が正常に行われないことを「不整脈」といいますが、遅い場合を「徐脈」と呼びます。完全房室ブロックは徐脈性不整脈の一種で、心臓の中にある心房から心室に電気刺激が伝わらないために起こる病気です。

 心臓は拍動することで、体中に酸素や栄養素を含んだ血液を届けるポンプのような役割をしています。心臓の拍動が遅くなると、脳に血液が十分に行き届かなくなることから、めまいやふらつき、疲れやすいなどの症状がみられます。女性も、疲れやすいだけでなく、めまいがする感じもあったそうです。

 めまいや失神というと頭の病気を心配する人が多いですが、心臓の不具合でも出ることがあります。例えば失神では約1割が心臓に原因があるという報告もあります。女性のように脈拍が遅い場合だけでなく、速くなり過ぎたり狭心症があったりすることで起こることもあります。

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