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【聞きたい。】折原みとさん 『幸福のパズル』 真っ向勝負で「大人の純愛」

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【聞きたい。】
折原みとさん 『幸福のパズル』 真っ向勝負で「大人の純愛」

 今時、ちょっと珍しいような直球の純愛小説だ。

 主人公の作家、倉沢みちるは、老舗ホテルの御曹司、蓮見優斗と恋に落ちる。2人が何度も引き裂かれながら、愛を貫く姿が描かれている。ジェットコースターのような展開の連続に、一気読みしたくなる。

 「担当者からストレートな純愛ものを、というお話があって書き始めました。最近の恋愛ものは淡々としていたり、設定が凝っていたりする作品が多いと思っていたので、真っ向勝負をしてみたかった」

 自然豊かな葉山や安曇野を舞台に、登場人物のこまやかな感情がみずみずしく描写される。みちるの感じるときめきや切なさを追体験できるのは、長年、少女の心を捉える作品を発表してきた著者ならではだ。

 純愛ものといっても、みちるや優斗は愛のためだけに行動するわけではない。相手の立場や、家族、家業-。大人として、互いの抱える事情を思いやる。

 「実は私は恋愛ものって苦手。そもそも、周囲のことを考えずに自分たちの思いを貫くような男女って嫌いなんですよね。恋愛を縦糸とした、みちるの成長物語になりました」

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