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【編集者のおすすめ】アクション漫画の金字塔、大作の面白さをそのままに『W7 ~新世紀ワイルド7~モノクローム』

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アクション漫画の金字塔、大作の面白さをそのままに『W7 ~新世紀ワイルド7~モノクローム』

『W7 ~新世紀ワイルド7~モノクローム』 『W7 ~新世紀ワイルド7~モノクローム』

 平成28年4月、アクション漫画の巨匠が亡くなった。望月三起也氏。代表作の一つ『ワイルド7』にも含まれているが、「7」という数字にこだわりをもつ巨匠らしく齢(よわい)77で、多くのファンに惜しまれながらその生涯を閉じた。

 著者・望月氏が晩年、夢を実現した作品がある。全編をカラーで描いた『W7~新世紀ワイルド7~』だ。450ページの大作でありながら絵は細部まで徹底的にこだわり、ストーリーは綿密でありながら、見せ場のシーンでは贅沢(ぜいたく)な大ゴマを使って読者の目と心を奪う、まさにアクション漫画の金字塔というべき作品である。

 ただ高額な大判商品かつ、限定販売だったため購入困難なファンも多く、より手に入りやすい形での販売を望む声が多くあった。

 そんな要望に応える形で著者の一周忌であるこの時期、面白さはそのままに、サイズを少しコンパクトにしたモノクロ版が発売となった。

 生前、著者に「どうしたら先生のように迫力ある見せ場のコマを、ストーリーに上手に入れた構成を考えることができるのか」と尋ねたことがあった。すると、「先に自分が描きたい見せ場をイメージした後、それぞれが繋(つな)がっていくようにストーリーを考えながら描いているんだよ」と話してくれた。

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