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【スクリーンとともに】目や耳が不自由な人も赤ちゃん連れも多様な映画を楽しんで 東京・田端の単観映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

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【スクリーンとともに】
目や耳が不自由な人も赤ちゃん連れも多様な映画を楽しんで 東京・田端の単観映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

かわいらしいインテリア類も特徴のシネマ・チュプキ・タバタ=東京都北区のシネマ・チュプキ・タバタ(藤井克郎撮影) かわいらしいインテリア類も特徴のシネマ・チュプキ・タバタ=東京都北区のシネマ・チュプキ・タバタ(藤井克郎撮影)

 田端の街の人々の優しさにも触れた。視覚障害者の人が道に迷っていればチュプキまで連れてきてくれた。メニューを読みあげてくれる飲食店もある。バリアフリーな街だ。

 常連の観客も多い。千葉県佐倉市の塩田真知さん(65)は、月に2本ほどチュプキで映画に親しんでいる。徐々に視力を失い、今ではほとんど見えていないが、ここでは十分に映画を楽しめるという。

 「見えなくなって余計に想像力が膨らむというか、視覚以外の感覚が広がっている感じがする。ここは音がぐるぐる回ったりして、テレビでは味わえない音響を体感できる。ほかのお客さんの反応も伝わってくるし、ここができて本当にありがたいですね」

 平塚さんが言う。

 「活動を続けてきたのも『映画は心で見るものだ』という黒澤明監督の言葉があったからで、それを感じ取っていただけたら」

 これからも多様なラインアップで映画を提供していくつもりだ。

 さらに、チュプキの音響システムは、健常者にも魅力だ。 

 「障害者専用映画館というわけではありません。音声ガイドが、視覚障害者だけのものではなく、目の見える人にとっても映画をより深く味わうツールとして面白いとなってくれば、もっと広まってくるのではないかと考えています」

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