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【スクリーンとともに】目や耳が不自由な人も赤ちゃん連れも多様な映画を楽しんで 東京・田端の単観映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

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【スクリーンとともに】
目や耳が不自由な人も赤ちゃん連れも多様な映画を楽しんで 東京・田端の単観映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

かわいらしいインテリア類も特徴のシネマ・チュプキ・タバタ=東京都北区のシネマ・チュプキ・タバタ(藤井克郎撮影) かわいらしいインテリア類も特徴のシネマ・チュプキ・タバタ=東京都北区のシネマ・チュプキ・タバタ(藤井克郎撮影)

 こんな平塚さんを支える立場として、チュプキの支配人を務める佐藤浩章さん(27)も映画の魔力にとりつかれた1人だ。2013年のシティ・ライツが主催する映画祭で、視覚障害者の誘導役として初めて参加した佐藤さんは、「遠い空の向こうに」(ジョー・ジョンストン監督、1999年)の上映の際、始まってすぐに居眠りを始めたように見えた男性客が、最後は嗚咽(おえつ)している姿を見てショックを受ける。

 「目が見えない人には分からないだろうと、勝手に思っていた自分が恥ずかしかった。目が見えない人も見える人もみんな泣いていて、この感動を誰かに伝えたいと思い、何でもいいから関わらせてくださいと、平塚さんに訴えました」

「映画は心で見るもの」を感じてほしい

 チュプキは平塚さんと佐藤さんの2人体制で昨年9月にオープン。半年が過ぎた。全回満席でやっと維持できる程度と経営自体はなかなか厳しいが、音声ガイド制作の仕事が舞い込んできている。

 音声ガイドをモチーフにした河瀬直美監督の新作「光」(5月27日公開)にも携わり、その縁で、河瀬監督の「あん」(2015年)をチュプキで上映した際は、主演の樹木希林さんと永瀬正敏さんが来場。2人が20席の観客を前にトークを繰り広げる“奇跡”が実現した。

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