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【解答乱麻】教育勅語を全否定し、歴史を直視しない野党の歴史観は戦後の欺瞞だ 武蔵野大教授・貝塚茂樹

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【解答乱麻】
教育勅語を全否定し、歴史を直視しない野党の歴史観は戦後の欺瞞だ 武蔵野大教授・貝塚茂樹

 いつまで不毛な議論を繰り返すのか。教育勅語のことである。政府は「憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることは否定されることではない」という答弁書を閣議決定した。従来の見解を踏まえたものであり特に問題があるとは思えない。

 これに対し野党やマスコミは昭和23年6月の衆参両院での教育勅語排除・失効確認決議を根拠に教育勅語への批判を強めている。しかし、これが占領下、GHQ(連合国軍総司令部)主導で行われたことには触れられず、また国会決議には何ら法的拘束力がないことにも言及されていない。国会決議を殊更に過大視することには疑問である。

 戦後の教育勅語に対する立場は、昭和21年10月の文部次官通牒「勅語及詔書等の取扱いについて」で明確にされている。その内容は、(1)教育勅語をもってわが国唯一の淵源となる従来の考え方を排除すること(2)式日などの奉読を禁止すること(3)教育勅語を神格化する取り扱いをやめること-の3点を基本とするものであった。これは教育勅語の廃止ではなく、教育勅語を絶対の理念とすることを否定した上で、特に学校教育での神格化した取り扱いを禁止することを求めたものであった。

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