産経ニュース

原因で異なる「失神の対処法」 発症時の変化確認が大事

ライフ ライフ

記事詳細

更新


原因で異なる「失神の対処法」 発症時の変化確認が大事

失神外来で男性患者の話を聞く古川俊行・聖マリアンナ医大講師 =川崎市(画像の一部を加工しています) 失神外来で男性患者の話を聞く古川俊行・聖マリアンナ医大講師 =川崎市(画像の一部を加工しています)

 満員電車などで人が突然意識を失い、倒れてしまう失神。多くは命に関わるものでなく、生活の工夫で再発をかなり防げるという。しかし、放置すると危険で早期治療が必要なタイプもある。専門家は、そうした高リスクの失神を見逃さないことが大切だと強調する。

年間70万人?

 一般に「気絶」や「脳貧血」とも呼ばれる失神は、何らかの原因で血圧が急に低下するなどして、意識をつかさどる脳の血流が一時的に減るために起こる。倒れて頭が低くなると脳に血液が行き渡りやすくなるので、通常は数分以内に意識が戻る。倒れた際にけがをしなければ後遺症もない。

 米国の研究によれば、失神の発生率は年間千人当たり6人程度。日本の人口にこの発生率を当てはめると、国内でも年間70万人以上が失神している計算になる。「決して少ない数字ではない」と、聖マリアンナ医大東横病院(川崎市)の失神センター長、古川俊行講師(循環器内科)は話す。

 古川さんによると、失神には3つの代表的なタイプがある。最も多いのが「反射性失神」。自律神経の一時的な変調が原因とされる。次が不整脈など心臓の病気による「心原性失神」、立ち上がるとすぐに起きる「起立性低血圧」もあり、これも自律神経に関係する。

続きを読む

このニュースの写真

  • 原因で異なる「失神の対処法」 発症時の変化確認が大事

「ライフ」のランキング