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【今さら聞けない】「打倒!直木賞」で始まった「本屋大賞」 毎日新聞「権威化?」と紹介 誰が何のために選んでいるのか

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【今さら聞けない】
「打倒!直木賞」で始まった「本屋大賞」 毎日新聞「権威化?」と紹介 誰が何のために選んでいるのか

本屋大賞の歴代受賞作品 本屋大賞の歴代受賞作品

 それだけに、今回直木賞と同じ作品が選ばれたことについて懸念の声も聞こえてくる

 専修大の植村八潮教授(出版学)は、賞が曲がり角を迎えているのではと危惧する。

 「賞の成り立ちやこれまでの受賞作品から、本屋大賞には、ベストセラーではなく、あまり知られていないけれどおもしろい本の発掘が期待されていた。直木賞とのダブル受賞によって、本屋大賞への関心が薄れていく可能性があるのでは」

 毎日新聞は東京本社発行(最終版)の社会面トップで、今年の本屋大賞の記事に「本屋大賞 権威化?」の見出しをつけた。

 しかし、実行委員会の浜本茂理事長は胸を張る。

 「本屋大賞も14回を迎え、当初の設立経緯を知らずに投票する書店員も増えてきたのではないか。結果として直木賞と同じ作品になったが、賞が成長してきた証だと思う」

引き続き書店への強力な導線に

 実際、この14年の間に、本屋大賞の存在感は高まり、贈賞式にはメディアが殺到するようになった。書店では大賞発表に合わせ、候補作品が山積される。

 第8回(11年)の東川篤哉さんの「謎解きはディナーの後で」(小学館)や第11回(14年)の和田竜さんの「村上海賊の娘」(新潮社)などは、本屋大賞受賞後に大幅に重版され、それぞれ100万部を超えるベストセラーとなった。

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