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【今さら聞けない】「打倒!直木賞」で始まった「本屋大賞」 毎日新聞「権威化?」と紹介 誰が何のために選んでいるのか

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【今さら聞けない】
「打倒!直木賞」で始まった「本屋大賞」 毎日新聞「権威化?」と紹介 誰が何のために選んでいるのか

本屋大賞の歴代受賞作品 本屋大賞の歴代受賞作品

 02年下半期の直木賞は、横山秀夫さんの「半落ち」など名だたる顔ぶれの作品が候補にあがりながら「受賞作なし」に終わった。これを受けて書店員が奮起した。出版不況のなか、本を売る機会が失われたことに対し、「本や、読者をよく知る書店員が出版業界を盛り上げていこう」と直木賞へのアンチテーゼとして始めた。

 芥川・直木賞を主催する日本文学振興会は文芸春秋社と関係が深い。これに対して本屋大賞は、出版社との関係は薄く、書店員有志で作る実行委員会が運営し、自分たちが売りたい本を選んでいる。

独自の視点で作品評価

 受賞作は投票で選ばれる。1次選考で3作を選び、得点が多かった上位10作が2次選考に残る。投票者は10作を全て読んだ上で、順位を付けて3作に絞り込む。今年は全国から約560人の書店員が一次選考に参加した。

 04年の第1回大賞の小川洋子さんの「博士の愛した数式」(新潮社)や、第2回(05年)の恩田陸さんの「夜のピクニック」(新潮社)は、本屋大賞に選ばれて注目を集めた。第6回(09年)には、多くの作品が映像化されている湊かなえさんのデビュー作「告白」(双葉社)が大賞に選ばれている。

 作家や文学者が選考委員となった権威ある文学賞とは一線を画す作品を選ぶ、本屋大賞の独自性を評価する声は少なくない。

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